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バンクーバーでの抗議デモ行為 イランで何が 日本との社会問題に対する熱量の違い

イランについての問題は知っていますか?カナダに来るまで僕はあまり知りませんでした。ニュースになったとしてもそれは遠い国の話…なんて考えていたり。

 

 

何があったの イラン抗議デモ

僕もちゃんとは理解できていませんが軽く説明します。

1979年以降、すべての女性はヒジャブという髪の毛を隠すスカーフのようなものの着用が義務付けられています。これは宗教や出身に関係なくです。

マフサ・アミニ(22)は首都テヘランにて服装が「不適切」として拘束されました。そしてその後意識不明となり病院に搬送された後、死亡が確認されました。

このような理由での逮捕や拘束中の死亡事故は珍しくはないそうです。ではなぜここまで抗議デモが拡散したのか。それは遺族たちが暴行による死亡を主張したからです。顔が腫れあがっていてとても痛ましい映像もSNSを通じて拡散され、抗議活動も瞬く間に拡大しました。

以前から、最高指導者のルホラ・ホメイニが元々制限されていた女性の権利を奪ったことに対し女性たちは大規模なデモ行為や座り込みを行っていましたが、今回の事件をきっかけにさらに抗議活動が広がりました。

さらにデモ行為に参加していたとされるシャカラミ(16)が行方不明になりその後遺体安置所で発見されるなど火に油をそそぐ形となり世界規模の抗議活動として注目されるようになりました。

 

バンクーバーでは

バンクーバーでもかなり大規模に抗議活動が行われています。

週末などに大勢の人がイラン国旗を掲げながらダウンタウンに集まってきます。バスも乗ったはいいものの全く動かなくて歩いたほうが全然早かったりなど、関係ない人にまで影響は出ています。

また車道を通るので警察も交通整備などをしており、信号待ちがすごい長かったりします。

実際に僕も美容院に遅れかけました(笑)

音もすごくて大迫力でした。何よりこの大きな旗を持ってこんなにもたくさんの人が異国の地で集まるというのがカナダだなぁと思いました。

日本にはそんなにイラン人がいないのでそこまで大きくならないのかなぁと。

もちろん全員がイラン人じゃないとしても周りにイラン人がいるから社会問題に対する現実味や危機感を感じることができているのではないかと思います。

↑↑↑↑なにかのサッカーチームの応援のようですよね…

 

まとめ

もちろんデモ活動を積極的に行い抗議を行うその行動力もすごいと思いますが、生活や交通に影響が出ても続けることができ理解してもらえるこの国はすごいと感じました。

たまたまイランにいただけで女性が権利を失うというのはおかしいことで、もちろん当事者ではないので熱量に差が出てしまい、第三者目線になってしまうのは仕方がないことです。しかし知らない人に届けることで少しでも力になることができればと思い、この記事を書きました。

もしかしたら自分だったかもと思い、少しでも関心を向けてみてはどうでしょうか。

 

 

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